大阪の旨い(かやくご飯)に学ぶ事

月に一度くらい休みが出来ると、新幹線に飛び乗って大阪に行きます。

 

昔は大阪が嫌いだった。人も、街も。

 

大阪に行くと今宮戎神社(えべっさん)に商売のお礼をして、食べて飲んで、気が向くと銭湯など入ってブラブラする。

人も街も気取らず優しい。何より旨い(笑)

 

えべっさんにお参りすると、すぐにいい仕事が来る。

今回もそうだった。ありがとうございます!

 

そんな大好きな大阪で、最近見つけたお店。

もっとも、大阪では有名なのかもしれない。

和食?食堂?の【大黒】さん 創業、なんと明治35年!

難波にある小さなお店。かやくご飯で有名なお店です。

 

店内には6人くらい掛けられるテーブルが2つだけ。

当然、皆相席。店員さんは年配の方。家族経営か。外国のお客さんも多い。

外国の人が注文に迷う間もイヤな顔1つせず、片言の英語で対応する。優しい。

 

メニューはどれも昔懐かしい当たり前の和食。安い。

俺は【かやくご飯のおかず付き】というお弁当を東京に買って帰る。

 

大げさではなく、こんな旨い弁当を食べた事がない。

まずは経木の香りがプンとして良い。かやくご飯、きんぴらごぼう、焼き魚、里芋と南瓜の煮物、ひじき…どれも完璧に旨い。男でも腹一杯だ。これが1000円。

 

これだけの人気店でもおごらず、気取らず、美味しい物を当たり前に作る。。。シビれる。

 

強くなりたくて空手を始めたのに、道場経営に走り、突き出た腹で高級時計してる者。

 

美味しい物を作りたくて料理人になったのに、ネクタイをして店舗展開。原価計算ばかりしてる者。

 

良い悪いじゃない。俺はキライ。

 

大変刺激になった。どんな業種でも同じです。

まずはもっともっと圧倒的なセンスと技術を身につけないと!!

 

仕事を取るためにアホみたいな価格競争はせずに、値段以上のクオリティの物を作りたい。

 

便利な物に乗るよりも、最後まで自分の道を歩いていたいです。

 

大阪LOVE!