ご縁のおはなし ※完全プライベート話

先日、夜景の見渡せるレストランで飲んだ。

 

…残念ながら相手は1回り以上 上のオッサン(まぁ俺も十分にオッサンです)

そして、都心の展望レストランではなく 家から歩いて5分程の練馬区役所の展望レストラン(いや、これは素敵なお店でした。初!)

 

このオッサンとの出会いもだ。

同じ駐車場で近くだった人。

挨拶するようになって、何度か飲みに行った。

介護に携わる仕事をしている方で、両親がまだ生きていた頃、介護の話で色々アドバイスをくれた優しいオッサン。

 

オッサン2人、夜景を見ながら飲む。

 

隣のテーブルに、俺と同年代くらいの男性と お母さんらしき人が来店。

夜景をバックにお互いの写真を撮っている。

 

なんだか、2年前に死んだ母親との最後の頃を思い出して ホノボノとそれを見ていた。

【写真撮ろうか!】たまらず声をかけた。

ちょっと警戒されたみたい。俺は見かけが悪いw

それでも親子はニコニコして、何枚かの写真を撮って差し上げた。

【一緒に写ってる写真て、後で見ていいもんですよ!】

『そうですね。ありがとうございます。』

 

またオッサンと飲み始める。

まだお互い知らない事も多い。

こんな話をしてました。

 

『中本のラーメン知ってる?』

【だって俺、中本のある上板橋生まれだし、中本の先代のオヤジさんと俺のオヤジは仲良かったんですよ!】

 

『俺は城北高校出身だよ』

【えっ!?俺はその隣の桜川小学校出身ですよ!】

え~っ!!!!

出身校が隣だった。

 

【うろ覚えなんだけど 俺が桜川小学校の時、城北高校の学園祭に久米宏が来て、人間椅子?大勢でギネス記録に挑戦して失敗したんですよね。あれはなんだったんだろ】

『なんだそれ?』

 

すると隣の席の母子の男性が

ちょっといいですか?と(おとなしい人なんだ)

 

口をはさんですみません。

僕も城北高校出身で、その人間椅子の中にいました。

 

『え~~~っ!?』

え~~~っ!?

 

話を聞くと、俺より5つ上だという。

ちょうどそのころの現役高校生だ。

 

ネットで検索すると確かにその出来事があった。

俺が参加したときは失敗して、2年後リベンジしたようだ。

どうやら高校生が人数集めして、子供だった俺らも駆り出されたよう。

 

母子のお母様は87歳で、生まれ育ちがわかるような上品なお婆ちゃま。

頼んだ和定食をペロッと平らげて(美味しかったねぇ。夜景もキレイだねぇ。)とご機嫌。若い頃は音大の声楽科に通っていたそう。

 

お話しする限りちょっと認知が入っているようだ。

俺は両親の介護をしていたし、オッサンは介護関連の仕事。

そんなのは何ともなく微笑ましい。

 

同じような場所で生きてきた 年齢も違う人間達が集まった。

何とも妙なご縁を感じた"酔い夜"でした。